平成29年度予算「商業・サービス競争力強化連携支援事業(新連携支援事業)」の補助事業に採択されました
- 2017/06/16
- プレスリリースに関して
エネルギーのIT化を目指すComPower Inc./地域エネルギー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:福井エドワード)が
手掛ける『クラウドを活用した工務店向けZEHビジネスのための業務支援サービス の事業化』が、
6月9日に経済産業省(中小企業庁)の平成29年度予算
「商業・サービス競争力強化連携支援事業(新連携支援事業)」の補助事業に採択されました。
▼平成29年度商業・サービス競争力強化連携支援事業(新連携支援事業) 採択
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shinpou/2017/170609shinpou.pdf
■商品・サービス概要
本事業は、ZEHの設計や建材調達のためのソフトウェアをクラウド環境に整備し、
中小工務店がZEHの設計から管理までの一貫した情報を得ることができるようにするものです。
IT を活用し業務の効率化を図り、新しい業務内容をクラウドサービスで支援することで、
市場の新たな開拓とコストダウンを実現しようとするものです。
ノウハウなしでは面倒な書類作成をお手伝いするとともに、最もコスト・性能の最適な部材パッケージを、
お客様のニーズに合わせて提供いたします。
※ZEH ゼッチ とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。
住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などの再生エネルギーでエネルギーを創りだすことにより、
年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指します。
■採用に至った背景
第一に、本事業と政策がマッチしたことが挙げられます。
経済産業省の発表した「ZEHロードマップ(http://www.meti.go.jp/press/2015/12/20151217003/20151217003-1.pdf)」には
ZEHの諸課題への対応の具体的な施策として、「中小工務店等の省エネルギー住宅建築ノウハウの確立」が挙げられています。
弊社のクラウドサービスでは上述のように、中小工務店に対して、ZEH申請からパッケージングまでのノウハウを提供することができます。
第二に、弊社のIT技術力の高さが挙げられます。
平成27年度は新連携の他にNEDO共同研究事業にも採択されました。
(NEDO共同研究事業「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」http://www.nedo.go.jp/koubo/FF2_100186.html)
さらに、平成28年度には経済産業省の「電気施設保安技術高度化の評価・検証事業」に採択されました。
(電気施設保安技術高度化の評価・検証事業「IoT 技術とドローンを使った故障検出の高精度化と故障判断の自動化」http://www.mri.co.jp/news/press/public_offering/result/021952.html)
このような技術力が認められ、この度はITに特化している企業が連携する「新連携」に採択されました。
■今後の展開
2016年度の新築戸建て40万件のうち、8割にあたる32万件を中小工務店が手掛けていたのにも関わらず、
そのうちZEH率は約3%と大手ハウスメーカーの50%と比較しても大きく遅れていることがわかります。
そこで、我々のクラウドソフトウェアを活用することで、
工務店におけるZEH導入を容易にし、全国の中小工務店のZEH導入率の向上を目指していきます。